小児がん患者支援へ 寄付に返礼レモネード 都城

都城中央ライオンズクラブが小児がん患者を支えるため都城市役所で行ったレモネードスタンド活動

 都城中央ライオンズクラブ(LC、木野田行光会長、62人)は19日、都城市役所で初めてレモネードスタンド活動を行った。小児がんの子どもを支える寄付金を募り、寄付した人に飲料を手渡した。
 米国では夏、子どもが小遣い稼ぎなどのため自宅庭に設けたスタンドでレモネードを売る習慣があるといい、ある時がんと闘う少女が集まったお金を病院へ寄付したことで活動は世界に波及。校内行事や祭り、イベントなど実施される場が広がり、寄付金は小児がん患者支援に活用されているという。
 当初、クラブ内で実施していたが「市民に啓発しよう」と2カ月に1度、市役所で行う献血活動と同時に行うことにした。
 当日は、1階ロビーに募金箱や啓発チラシを置いた机を設置。会員30人が交代で来館者に寄付を呼びかけ、寄付者にはペットボトル(500ミリリットル)に入ったレモネードを手渡した。
 木野田会長は「今後も献血活動と並行し、年明けにはまとまった金額を支援団体へ贈りたい」と話している。

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