デジタル技術による課題解決を目指し、広島県が全国からアイデア募集する「ひろしまサンドボックス」
その中で開発された新サービスの導入が今月から始まっています。
岡森吉宏記者
「こちらのロボット、問題を解き終わって終わったよ!と声をかけると、このように自動で問題の解説をしてくれるんです」
こちら、自動で子どもに算数を教えるAIロボット「ユニボ先生」
三次市の青河小学校の複式学級で導入されていて、教員の負担を減らす効果があるといいます。
24日に広島市内で行われた「ひろしまサンドボックス実装支援事業体験会」。
この取り組みは、デジタル技術を活用して、コロナ禍の課題解決やビジネスの創出を図る広島県のプロジェクトです。
これまで全国からアイデアを募集し108の実証実験を実施。
その後、審査を経て開発された新サービス20件が、今月から県内企業に本格導入されました。
岡森吉宏記者
「スマートフォンについたこちらの機械。僕の目にかざすと白内障などの診断が手軽に行えます」
スマホで眼球の画像を撮影できるこちらの装置。
眼科医がいない遠隔地の診療所でも、この装置で撮影した画像を専門医のいる病院に送ることで、オンラインでの検診が可能になります。
県内では三次市や神石高原町の診療所などで導入されるということです。
広島県 イノベーション推進チーム
金田典子担当課長
「デジタルというのは身近に自分たちが気づかないところで生活を便利にしていく自分たちにとって身近なものなんですよと感じていただきたい」