横浜・鶴見区の4歳児虐待死疑い 母親が4カ月前相談「交際相手が子ども殴る」

鶴見警察署

 男(30)と同居していた長男=当時(4)=の母親が事件の約4カ月前、「同居している交際相手が子どもを殴るので別れたい」と神奈川県警鶴見署に相談していたことが、県警への取材で分かった。母親と一緒に来署した長男の額には腫れがあり、長男は「たたかれた」などと署員に説明した。署はその日のうちに男を口頭で注意したという。

 県警少年育成課によると、2017年9月29日、母親と長男、母親の両親の4人が来署し、男を「注意してほしい」と訴えた。母親と長男はその日の朝早く、荷物をまとめて実家に避難していた。

 署員が長男の体を確認したところ、額の右側に腫れが認められた。長男は「怒ると怖い」とも話したという。

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