温泉街の夜空彩る 那須塩原で花火2000発 

塩原温泉街を彩る花火

 【那須塩原】約2千発の花火を打ち上げる「塩原温泉宿の日花火大会」(塩原温泉花火大会実行委員会主催)がこのほど、塩原温泉街で開かれ、多くの観客が夜空の大輪に見入った。

 花火で人々を元気にしようと、8月10日の「宿の日」に合わせて全国各地の温泉街で花火を打ち上げる「宿の日花火プロジェクト」の一環。塩原温泉ではここ2年、新型コロナウイルスの影響で中止となり、3年ぶりの打ち上げとなった。

 市内の銃砲火薬店が多種多様な花火を約40分間打ち上げた。花火の光は上空の薄雲と温泉街を流れる箒川を照らし、幻想的な光景を演出していた。

 花火を撮影した大阪府高槻市登町、花火写真家・研究家の冴木一馬(さえきかずま)さん(64)は「打ち上げの構成が素晴らしく、せせらぎを聴きながら温泉街で花火を見るロケーションも楽しめた」と笑顔で話した。

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