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西日本最大級の漫画、アニメの祭典「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2022」が9月17、18日、京都市左京区のみやこめっせとロームシアター京都をメイン会場に開催される。今年のキーワードは、次の10年を見据えた「ネクスト」。インターネットの仮想空間「メタバース」に京都市が開設した拠点も活用し、オンラインを含めて10万人の来場を目指す。
京まふは、コンテンツ産業の振興と漫画・アニメの担い手育成、海外発信などを目的とした総合見本市。11回目となる今年は、メインの両施設に加え、京都国際マンガミュージアム(中京区)や東映太秦映画村(右京区)も会場とし、64の企業・団体が出展する。
今回は、次世代の担い手を支援する新たな試みとして「メインビジュアル」を制作した。京都精華大マンガ学部出身のクリエーター、南岡明花音さんが市の広報キャラクター「京乃つかさ」や未来の京都をイメージした街並みを描いたイラストを採用した。
作品は、オリジナルグッズに活用するほか、メタバース市場の拡大で注目が集まる複製不能なデジタル資産「非代替性トークン(NFT)」としても販売する。オンラインの取り組みでは、市が3月にメタバースに開設した「京都館 PLUS X(プラスエックス)」と連携させた展示や体験のイベントも行う。
メイン会場では、例年と同じく作品のPRやグッズの販売に加え、人気声優や作品関係者が出演するステージも繰り広げる。また、漫画やアニメとコラボレーションした料理を提供する「キャラカフェ」や、「コスプレエリア」など新型コロナウイルス禍で過去2年中止していた企画も復活させる。
前売り券は1日1600円で、9月16日まで販売する。ステージ観覧応募権付きは8月25日まで。優先的に早い時間に入場できる「ファストパス」(1日2千円、別途入場券が必要)は8月26日~9月6日に販売する。