KDDI通信障害、16都道県の最大8万3000人に影響 8月24日夜発生、原因は設備故障

auのロゴ=7月、東京都渋谷区

 KDDIは8月24日午後9時13分ごろから同日午後9時58分ごろまでの間、auやUQmobileで通信障害があり、音声通話が利用しづらい状況だったと発表。25日午前7時すぎの発表によると、16都道県の最大8万3000人に影響が出たという。

 影響が出たのは東日本エリアで北海道、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県、群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、千葉県、山梨県。au、UQ mobile、povo、au回線利用事業者の音声通話、ホームプラス電話、ホーム電話、SMS送受信に影響が出た。データ通信に影響はなかったという。

 原因について同社は、音声用ネットワークに接続するための接続点の設備故障と説明。故障が疑われる設備を切り離することで、回復したとしている。

 同社は「お客さまには多大なご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」としている。

 KDDIを巡っては、今年7月2日未明から大規模な通信障害が発生。最大で3915万回線に影響が出た。通信サービスが使いづらい状況が続き、119番などの緊急通報のほか、物流やATMといった社会インフラにも支障が生じた。全面復旧確認まで86時間を要した。  

© 株式会社福井新聞社