「箱根大名行列」規模縮小し開催 3年ぶり練り歩き、初のオンライン配信も

箱根大名行列(2019年の様子)

 伝統行事「箱根大名行列」が11月3日に開催される。新型コロナウイルス禍で例年よりは規模を縮小するが、3年ぶりに衣装をまとった大名行列本隊が芸者衆と共に箱根湯本駅前の国道1号沿いを練り歩く。オンライン配信も初めて実施する。

 大名行列は1935年に始まり、コロナ禍前は約400人の参加者が旧街道や同駅前を歩いた。2020年は中止して代替行事のみ実施、21年は告知せず小規模で実施していた。

 今年は感染症対策を施し、午後2時から約50分、温泉場入り口から湯本富士屋ホテルまでの約400メートルに約100人が列をなすという。箱根湯本観光協会の田中久士副会長(55)は「湯本地区がにぎわい、箱根が元気であることを多くの人に知ってほしい」と呼びかけた。

 雨天中止。問い合わせは同協会電話0460(85)7751。

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