コロナ警戒続く中、2学期スタート 岡山、倉敷の中学校などで始業式

夏休みの宿題を提出する岡山中央中の生徒

 岡山、倉敷市のほとんどの中学校で25日、2学期の始業式が行われた。新型コロナウイルスへの警戒が続く中、生徒たちは文化祭などの行事が予定される新学期のスタートを切った。

 岡山市北区蕃山町の岡山中央中では、体育館に集まって開く予定だった始業式をテレビ放送に切り替えて実施した。生徒約410人は各教室でテレビ画面を見守り、岡林敏隆校長は「危険な場面を避けるなど一人一人がやるべきことをしっかりやってほしい」と呼びかけた。

 2年A組の教室では担任の藤本大喜教諭(32)が学級通信を配布し、文化祭や職場体験といった行事予定を説明。生徒たちは夏休み中に取り組んだ作文や絵画の宿題を提出した。

 女子生徒(13)は「2学期には社会と理科の勉強を特に頑張りたい。文化祭もみんなで意見を出し合って成功させたい」と話した。

 岡山県内ではこの日、倉敷、笠岡市の小学校など144小中高校・義務教育学校・特別支援学校で始業式があった。他の学校も9月1日までに順次行う。

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