バトントワリング世界一 川崎の中3・川口さん「自信持って演技できた」

福田市長(右)を訪問し、世界大会優勝を報告した川口さん=川崎市役所

 イタリア・トリノで今月2~7日に開かれた「第35回世界バトントワーリング選手権大会」で、川崎市麻生区の市立中3年、川口調(しらべ)さん=同区=がフリースタイル個人・男子ユース(12~17歳)部門で優勝した。川口さんは25日、市役所を訪れ、福田紀彦市長に「自信を持って、楽しもうという気持ちで演技できた。2年後の世界大会のために、また練習を頑張りたい」と誓った。

 川口さんは3歳でバトントワリングを始め、現在は「劇団ひまわり」に所属、ミュージカル「ビリー・エリオット」(2020年)で主役ビリーを演じるなど俳優としても活動する。東京都目黒区が拠点の自由が丘バトンクラブで、世界選手権で優勝した駒田圭佑さんから指導を受ける。

 出場した部門には4カ国から9選手が参加。川口さんはバトンを手に軽やかに舞い、転回も披露するなど躍動感ある演技で優勝を勝ち取った。

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