停滞している前線や湿った空気の影響で、東日本や北日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっている。
この先も前線が同じような所に停滞するため、不安定な天気が続きそうだ。東日本や北日本では週末にかけて局地的に大雨になる所があるため、土砂災害などに注意・警戒が必要となる。
東・北日本は不安定な天気続く
関東から東北付近に前線が停滞しており、そこに向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる。
午前11時現在、北海道や東北、関東の沿岸部にも雨雲がかかっているが、午後も東日本を中心に不安定な天気が続く。
広い範囲での雨にはならない見込みだが、関東など所々でにわか雨や雷雨がありそうだ。局地的には激しい雷雨となり、大雨になるおそれがある。
前線動かず 土日は雨の範囲広がる
前線は週末も同じような所に停滞し、活動が活発になることが予想される。東日本や北日本は28日(日)にかけて、不安定な天気が続く見通し。激しい雨や雷雨になる所があり、きょうよりも雨の範囲が広がりそうだ。
活発な雨雲がかかり続ければ大雨になるおそれがある。土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水などに注意・警戒が必要だ。
(気象予報士・多胡安那)