2027年に開催の横浜花博、予算概算要求に8億円 輸送アクセス検討チームも設置

概算要求額などが示された自民党の横浜花博推進特命委員会の会合=25日午前、東京・永田町の党本部

 上瀬谷通信施設跡地(横浜市瀬谷、旭区)で2027年に開催する国際園芸博覧会を巡り、国土交通省と農林水産省が23年度予算概算要求に計8億円を盛り込むことが25日、分かった。会場建設費の一部を補助するほか、政府出展の準備を進める。

 自民党が同日に党本部で開いた「2027横浜国際園芸博覧会(花博)推進特命委員会」の会合で明らかにした。会場建設費は国と地方公共団体、民間が分担することになっており、国は会場建設の調査・設計費を支援する。23年に開かれる中東カタール・ドーハ国際園芸博や横浜花博での政府出展の準備も手がける。

 会合では会場への円滑な輸送を確保し、新たな技術の導入を図るとして特命委に「輸送アクセス等検討プロジェクトチーム」の設置を決め、特命委幹事長の鈴木馨祐氏(衆院7区)が座長に就任した。

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