児童が歯を折るけが 市教委が賠償へ 広島・福山市の小学校

去年11月、広島・福山市の小学校で児童が転倒し、歯を2本折るけがをしました。市は、学校側の安全への対応が不十分だったとして損害賠償金を支払う方針です。

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福山市教育委員会によりますと、去年11月、福山市にある光小学校の体育館で、音楽発表会の劇を練習していたところ、養生テープで床に固定されていた延長コードの段差に児童1人がつまずいて転倒し、前歯を2本折るけがをしました。

延長コードは、複数のキーボードを使うため用意され、2本が束ねられた状態でした。

保護者から治療費などの支払いを求められたことから、福山市教育委員会は、「学校側が安全には配慮していたが、対応は不十分だった」として賠償金およそ114万9000円を支払う方針を決めました。関連する議案を来月の市議会定例会で提出します。

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