
大学生協事業連合(東京都杉並区)が、独自の検査で賞味期限を延長した冷凍食材を東日本の大学食堂に無断で納入していたことを26日発表し、謝罪した。「安全性を確保できる範囲で期限を再設定した。新型コロナウイルス禍で食堂利用が激減し、食材廃棄を少しでも減少させるための対応」としている。
大学生協事業連によると、賞味期限を延長したのは昨年11月以降に各大学生協に提供した冷凍の鶏肉、ホウレンソウ、野菜天ぷら。唐揚げやおひたし、天丼などのメニューに使われた。いずれの食材もメーカーから科学的データの提供を受け、鶏肉は今年2、3月に追加の菌検査を実施したという。