世界で20万台以上売れたテルミンの復刻! 『大人の科学マガジン BESTSELECTION06 テルミンmini』発売!

大人の科学マガジン名作ふろくシリーズ第6弾『大人の科学マガジン BESTSELECTION 06 テルミンmini』が9月1日(木)に学研プラスより発売される。 テルミンとは、1920年にロシアの物理学者レフ・テルミン博士が発明した楽器。世界初の電子的に音をつくる楽器であったというだけでなく、楽器に触らずに演奏するというそのスタイルも類を見ない特異なものだった。 『大人の科学マガジン』では音量調整機能を省いたミニチュアサイズの『テルミンmini』を2007年に発売し、20万部超の大ヒットに。今回は演奏の安定性と拡張性をアップした改訂復刻版となる。

ミニチュアサイズでお手軽テルミン体験

通常のテルミンには音程変化と音量変化のためのふたつのアンテナがあるが、テルミンminiのアンテナは1本。音程だけを変化させる。 赤い筐体から上にのびたアンテナに手を近づけていくと、内蔵スピーカーから電子音が聞こえてくる。アンテナと手の距離を変えると鳴っている音程が変わる。近づけると高い音、離せば低い音になる。 前作のテルミンminiでは針金製だったアンテナをアルミパイプに変更することで、演奏性能がグンとアップした。音量のためのアンテナのところにあるのは、電源スイッチ。音量を2段階で切り替えることができる。 背面には音程を安定させるためのアースと、外部出力端子を追加。アンプにつないで迫力ある音を楽しんだり、エフェクターをつないでさまざまな音の世界を体験できる。外部端子にイヤホンを直接つなげば、自分ひとりの世界にひたることもできる。

組み立てはドライバー1本で約30分

電子回路は基板に組み込み済みなので、それぞれのパーツをネジでとめていくだけで完成。『大人の科学マガジン』シリーズの中では、組み立てはかなり簡単なほうに入るが、テルミンminiの楽しみはその後にたっぷり待っている。

▲20個足らずのパーツを組むだけで完成する。

テルミンのことが、とことんわかるガイドブックつき

付属のガイドブックでは、テルミンの歴史的な説明や楽器としての特性から、物理的、電気的な原理の説明まで、あらゆる情報を詰め込んでいる。 「テルミンとは何か」という根源的な部分は、日本におけるテルミン普及の第一人者であり、マトリョミンの開発者でもあるテルミニストの竹内正実に話を聞いた。 ほかにもテルミニスト大西ようこが主宰する「世界で唯一のテルミン博物館」の紹介や、テルミニストであり物理学教授でもある菊池誠によるテルミンの原理の説明記事も用意してある。

▲テルミンのことを知れば知るほど、そのユニークさに惹かれる。

「ザ・ぷー」の街角マチコさんと「あら恋」のクリテツさんによるテルミン講座

テルミンは楽器なので、練習すれば音楽が演奏できるようになる。とはいえ、ただやみくもにアンテナに向かって手を動かしても弾けるようにはならない。そこで、ガイドブックではテルミンの弾き方を漫画で順を追って解説している。その名も「あきらめないテルミン講座」。講師に「ザ・ぷー」の街角マチコと、「あらかじめ決められた恋人たち」のクリテツをお迎え。チューニングの方法から始めて、まずは出てきた音で楽しんでみて、それができたら簡単な曲を弾いてみる……というふうに段階的に解説していく。さらに、これらは動画も用意。「テルミンって、難しいらしいよ~」と思っている皆さんに、あきらめずに挑戦していただきたい、そんな講座だ。

▲テルミンminiの弾き方を漫画でわかりやすく説明。

※この商品は2007年発行の『大人の科学マガジン テルミンmini』のふろくを一部仕様変更した改訂版です。

変更点:アンテナを丈夫なアルミパイプに変更。本体背面に音程を安定させるアース端子および3.5ミリ径ステレオミニプラグ対応外部出力端子を追加。

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