NewTek、ビデオ制作対応のデスクトップ型「TriCaster Mini X」発表。新機能Live Link搭載

NewTek社は、あらゆるビデオ制作に対応するというデスクトップ型「TriCaster Mini X」を発表した。単体モデルとバンドルモデルがあり、希望小売価格は以下の通り。

NewTek TriCaster Mini X

  • 単体モデル:税込1,760,000円
  • バンドルモデル:税込2,200,000円

TriCaster Mini Xには、TriCasterシリーズで初となるLive Linkを搭載。この新機能により、サードパーティ製アプリケーションを使用しなくても、ウェブページの要素をプロダクションに取り込めるようになった。インターネット全体をプロダクションの豊富な素材として扱えるようになり、会社・組織内のトレーニングプラットフォームや企業ウェブサイトなど、イントラネットおよびインターネット上のグラフィックス、画像、ビデオをプロダクションにソースとして取り込み可能だ。

TriCaster Mini X はオールインワンのコンパクトなデスクトップ機でありながら、設置した空間を完全なマルチソース制作スタジオに変貌させるという。NDI経由の8系統の外部ソース入力、4系統の統合されたHDMI入力、最大4Kp30の解像度のサポートなど、TriCaster Mini X は性能と機能向上を実現している。

専用のコンピューターを別途用意しなくとも、スイッチャーで直接HTMLの表示処理が可能で、HTML5のモーショングラフィックスの使用やウェブページへのアクセス、ウェブベースのビデオ再生も行える。

NewTek社の社長兼 GM、Barbara Spicek氏は、次のようにコメントしている。

Spicek氏:ここ2年ほど、高品質なビデオ制作ソリューションの使いやすさだけでなく、プロダクションを差別化するツールの重要性が注目されています。弊社はTriCaster Mini Xの発売を通じ、経験豊富なエキスパートでなくても、無限のリソースを備えていなくても、ストーリーを語れると証明します。設備の整った大手放送局に引けを取らないストーリーテリングが可能です。

TriCaster Mini X は、経験値に関係なく、語るべきストーリーのあるすべての人に、プロフェッショナルなライブビデオ制作の可能性を提供するという。インフラに巨額の投資をすることなく、ビデオスイッチング、メディア再生、バーチャルセット、ソーシャルメディアの統合、グラフィックスの追加、録画、配信などが可能だ。

既存の各種デバイスと組み合わせて使用でき、高度な機能によってプロダクションのレベルアップを実現。カメラやマイクあるいは市販のHDMIデバイスをMini Xに接続すれば、数分でプロフェッショナルレベルのコンテンツを作れるという。

強力な機能を多く搭載したTriCaster Mini Xは、プロダクションの発展に合わせて拡張可能。また、さまざまな方法でワークフローの拡張にも寄与する。NDIを中心に設計された TriCaster Mini X は、用途に応じてシンプルに使用したり、拡張したりできるため、使い勝手が良く、将来にわたって継続して使い続けられるソリューションとなっていうという。

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