2022日野川大花火、10月1日に福井市で開催 4地区の実行委員会「力合わせ成功させたい」

日野川沿いに約3千発が打ち上がった2021年の花火大会=2021年10月23日、福井県福井市南江守町から撮影

 福井県福井市社南、社西、社北、清水北の4地区の有志らでつくる2022日野川大花火実行委員会は、10月1日に日野川河川敷で花火大会を開催する。福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で運営資金を募っている。締め切りは9月16日。

 新型コロナウイルス禍でイベントが中止となり、薄れていた住民のつながりを取り戻そうと、日野川沿いの4地区が連携し2020年から開催。自宅から観覧できて密を避けられ、住民から「迫力がある花火が楽しめる」と好評を得ている。

 当日は河川敷に観覧席を設ける予定で、ボランティア約100人が誘導や案内を行う。午後7時ごろ開始。YouTubeでの生配信も行う。望月直浩実行委員長(43)は「手を取り合って成功させ、地区の笑顔を取り戻したい」と話している。

 CFの目標額は100万円で、3千~20万円の11コースある。支援者への返礼として、後日配信する動画でメッセージの掲載や、福井市外の人には特別観覧席のチケットなどがある。

 【ミラカナ】福井県に特化したクラウドファンディング(CF)サービス。県内でさまざまなプロジェクトを始める人の資金調達を応援するプラットフォームとして2018年に福井新聞社、福井銀行、レディーフォーが連携して始まった。21年からは福邦銀行も事業に参画した。累計支援額は1億5千万円、プロジェクトの達成率は94%(22年7月末時点)。

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