進化する広島駅前 「広島JPビルディング」完成 新たなランドマーク

広島駅前の風景がまた大きく変わります。広島東郵便局跡地に日本郵便が建設していた新たなオフィスビル「広島JPビルディング」が完成し、来月1日の開業を前に26日、竣工式が行われました。

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日本郵政 増田 寛也 社長
「広島JPビルディングの竣工が、地域のみなさま方にとって共通の明るい話題となり、竣工後も地域のみなさまとのつながりを大切に育んでまいります」

広島JPビルディングは19階建てで、高さおそよ88メートル、延べ床面積はおよそ4万4200平方メートルのオフィスビルです。

こちらは、広島市の眺望が楽しめる最上階の19階フロアです。

柱がない、およそ460坪、天井までの高さが2.8メートルの巨大なフロアには、1社単独での入居がすでに決まっているそうです。

高層部の6階から19階はオフィスフロアとなり、6階には200席ほどのテナント専用食堂やカフェテリアが設けられています。

3階から5階に200台収容可能なテナント専用の駐車場を完備します。

藤森 憲也 記者
「2025年春、3年後には、こちらの2階デッキと新駅ビルが接続されることになっています」

JR広島駅の新駅ビルの2階には広島電鉄の路面電車が乗り入れることになっています。1階には郵便局や店舗が入ります。

広島JPビル郵便局は、来月26日に開局予定で、ローソンやカープ鳥などは10月以降、オープンを予定しています。そのほか、4つの商業施設の出店が内定しているということです。

日本郵政不動産 細井 成明 常務
「駅前でも業務用の施設・オフィスをそろえて、地域の活性化の一助になりたい」

緑豊かな公開空地も設けられ、広島駅南口広場から連続したスペースも…。街に開かれた歩行者ネットワークを提供します。

着工から2年。いよいよ広島駅周辺の新たなランドマークが動き始めます。

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