抗原検査で “陽性” 自らサイトに 「陽性登録センター」開設 広島

広島県は、薬局で購入した抗原検査キットで陽性が判明した場合、自ら登録できるインターネットサイトを開設しました。

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県が開設したのは、「陽性者登録センター」です。検査した人が自ら陽性を登録することで、医療機関への受診が集中している状況を緩和させることが狙いです。

薬局などで購入した抗原検査キットによる自己検査で陽性が判明した場合、登録センターのサイトで検査結果を登録します。

その後、センターの医師が重症化リスクなどを確認し、保健所に届け出ます。

対象は、65歳未満で重症化リスクがなく、無症状か、症状が軽く、安定していて、自宅療養ができる人としています。

県は、「医療機関の負担を軽減するため、症状が軽く安定している人は積極的に活用してほしい」としています。

□ 登録の流れ

― 陽性者登録センターでは抗原検査が確認できる写真を登録する必要があります。この際、検査キットだけではなく、そのメーカーが分かる箱や袋も一緒に撮影してほしいということです。これは、使った検査キットが国から承認を受けている「体外診断用医薬品」であることを確認するためです。

― 登録したあとの流れです。検査結果をサイトに登録すると、センターにいる医師が内容を確認します。そして、翌日以降に「陽性と診断しました」という診断結果がメールで送られてきます。

― また、センターは、保健所へ発生届を提出し、それを受け、保健所が療養の案内を陽性者にショートメールで連絡する流れになっています。

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