小笠原諸島・父島の浜辺で生まれたアオウミガメの赤ちゃんです。広島市にある水族館で26日から展示が始まりました。
【写真を見る】来年夏に小笠原の海へ アオウミガメの赤ちゃん公開 マリホ水族館
広島市西区のマリホ水族館です。アオウミガメは、入口に入ってすぐの水槽に放たれ、かわいらしい姿を見せていました。2匹とも甲羅の長さが3.8センチ。重さはわずか25グラムです。
訪れた子どもたち
「泳いでいるところがかわいい」
「小ちゃくて、かわいい」
― どれくらいの大きさ?
「これくらい」
マリホ水族館は、3年前から絶滅危惧種であるアオウミガメの保護活動に協力しています。
外敵に襲われないように生まれて間もない赤ちゃんカメを1年間育てて、生まれた海に戻すというプロジェクトです。
1年でウミガメは、甲羅は5倍、重さは130倍と身を守れる大きさにまで成長するそうです。
マリホ水族館 吉田 稜 飼育員
「最初、泳いで泳いで泳ぎまくる状態なので、それが今、水槽のカメの状態です。見ている限りしっかりと泳いでいるので状態は良好かと思う。このあと、しばらくしたらエサも食べ始めると思う。今、展示しているアオウミガメは、1年間いますので、この夏休み期間に来れなかった方も実際に見てもらいたいです」
新たに迎えたアオウミガメの赤ちゃん2匹は、来年の夏まで展示されます。