フェルスタッペンとルクレールが最後方からのスタートに。PUとギヤボックス交換で6人のグリッド降格が決定/F1第14戦

 サマーブレイク明けのF1ベルギーGPで、タイトルを争っているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)をはじめとする6人がパワーユニットおよびギヤボックスコンポーネントの交換によりペナルティを受け、大幅にグリッドを降格されることが分かった。

 ベルギーGP金曜、過半数のマシンがパワーユニット、ギヤボックスのコンポーネント交換を行い、そのうちフェルスタッペン、ルクレール、ミック・シューマッハー(ハース)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)はペナルティを受けることが確定した。ペナルティなしに新エレメントを投入したのは、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセル(メルセデス)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテルとランス・ストロール(アストンマーティン)、アレクサンダー・アルボンとニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)となっている。

 6人が交換したエレメントとペナルティは以下のとおり。

2022年F1第14戦ベルギーGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

■フェルスタッペン
・パワーユニット:ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kのそれぞれ4基目
=グリッド最後方からのスタート
・ギヤボックス:ギヤボックスドライブライン、ギヤチェンジコンポーネントおよび補助コンポーネント(GBX DL)の5基目
=5グリッド降格

■ルクレール
・パワーユニット:MGU-Kの5基目、エナジーストアの3基目、
=15グリッド降格
・ギヤボックス:ギヤボックスケースおよびカセット(GBX C & C)、ギヤボックスドライブライン、ギヤチェンジコンポーネントおよび補助コンポーネント(GBX DL)のそれぞれ5基目
=10グリッド降格
・※追加 パワーユニット:コントロールエレクトロニクスの4基目
=5グリッド降格

■シューマッハー
・パワーユニット:コントロールエレクトロニクスの3基目
=10グリッド降格
・ギヤボックス:ギヤボックスケースおよびカセット(GBX C & C)、ギヤボックスドライブライン、ギヤチェンジコンポーネントおよび補助コンポーネント(GBX DL)のそれぞれ5基目
=10グリッド降格

■オコン
・パワーユニット:ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kのそれぞれ4基目、エナジーストア、コントロールエレクトロニクスのそれぞれ3基目
=グリッド最後方からのスタート

■ノリス
・パワーユニット:ICE、ターボチャージャー、MGU-Hのそれぞれ4基目
=グリッド最後方からのスタート
・※追加 パワーユニット:エナジーストア、コントロールエレクトロニクスのそれぞれ3基目
=グリッド最後方からのスタート

■ボッタス
・パワーユニット:ICEの5基目、ターボチャージャー、MGU-Hのそれぞれ6基目
=15グリッド降格
・ギヤボックス:ギヤボックスケースおよびカセット(GBX C & C)、ギヤボックスドライブライン、ギヤチェンジコンポーネントおよび補助コンポーネント(GBX DL)のそれぞれ5基目
=10グリッド降格

 週末のなかで、今後さらにパワーユニット、ギヤボックスの新コンポーネントを入れるマシンが出てくる可能性もある。

© 株式会社三栄