角田裕毅13番手「前進しているがまだ足りない。さらに改善したい」チームは大きなチャンスに期待/F1第14戦金曜

 2022年F1ベルギーGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=8番手/2=13番手だった。

 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、次のように一日を振り返った。

「(FP1での)裕毅の作業は、空力テストと、ここに持ち込んだ新しいリヤウイングの評価に重点を置いたものだった。FP2ではバランスの改善に取り組んだ。アンダーステアの問題があったのだ。大きく前進したが、明日に向けてやるべき仕事は残っている」

「セッション終盤に小雨が降ったことで、ロングランデータの量が制限されることになり、通常よりもタイヤの情報が少ない状態で決勝に臨むことになる。だがそれは誰にとっても同じ条件であり、それが何らかのチャンスにつながるかもしれない。今回は多数のドライバーがPUペナルティを受けるので、なおさらだ」

2022年F1第14戦ベルギーGP 角田裕毅(アルファタウリ)

■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=8番手(1分48秒310:ソフトタイヤ/17周)/2=13番手(1分47秒658:ソフトタイヤ/16周)

 まずまずな一日でした。コンディションはあまり良くなかったですが、それでもたくさんの役立つデータを集めることができたと思います。今日はいつもながらのスパ・ウェザーで、トラックのひとつのセクションだけで雨が降るなどして、とてもトリッキーでした。でも僕はこのサーキットが好きなので、一日とても楽しむことができました。

 サマーブレイクを終えて、またマシンに乗ることができてうれしかったです。走ることを楽しみ、リズムを取り戻すことに努めました。

 FP2でうまく前進することができましたが、それでも十分ではありませんでした。予選と決勝に向けてもっと大きな改善を果たすため、明日取り組めるエリアがあることは分かっています。

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