安倍元総理の国葬費用は2億4900万円と政府

 松野博一官房長官は26日、安倍晋三元総理の国葬について費用は「2億4900万円」と発表した。全て今年度一般会計の予備費(国費)で賄われる。

 費用について松野官房長官は(1)安倍元総理を追悼したいという気持ちをお持ちの方々のために日本武道館とは別の場所に献花台を設け、一般献花を実施すること

 (2)海外から元首・首脳級の方を含む多数の要人の参列が見込まれることから、参列に当たって必要となる同時通訳等に万全を期す必要があること

 (3)日本武道館には複数の出入口があり、それぞれに警備員や金属探知機を配置するなど万全の警備体制を敷く必要があること

 (4)参列者として最大6000人程度の規模が見込まれることから、人数に応じたバスの手配やしおりの準備等が必要になること、をあげ、中曽根康弘元総理の「内閣・自民党合同葬」より約5700万円多い約2億4900万円となった、と説明した。

 内閣府は国葬の企画・演出・警備業務などに関する一般競争入札と国葬に係る参列者などの送迎用大型バスなどの借り上げ、運行業務の一般競争入札を公示しており、資料では国葬に関して要する時間は1時間半~最大2時間を予定。外国からの参列者は約1000人と見込んでいる。(編集担当:森高龍二)

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