口蹄疫終息きょう12年 飼養頭数 発生前8割維持

 本県の牛や豚など29万7808頭が犠牲となった2010年の口蹄疫が終息してから、27日で12年を迎えた。県内の牛、豚の生産農家戸数は高齢化などで減少の一途をたどっているが、規模拡大により飼養頭数は80%台を維持。販売価格が好調なこともあり、新規就農者も80人台と高い水準を保っている。一方、国内では豚熱(CSF)、アジア周辺国では口蹄疫など家畜伝染病の発生が相次ぎ、ウイルスが県内に侵入するリスクは依然として高い。

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