防衛局職員ら北大東島の環境資料を収集 空自レーダー配備めぐり

 【北大東】沖縄県北大東村への配備が検討されている航空自衛隊の移動式警戒管制レーダーを巡り、防衛省側から委託を受けた業者と沖縄防衛局職員の計6人が23日、同村で水道や道路のインフラ設備などに関する資料収集をした。

 村は村発行の広報や動植物図鑑、文化財や航空機・船舶の就航に関する資料などを提供したという。

 防衛省側は7月に実施した航空測量の精度を高めるために、5日~11日には現地調査として、島内に業者を派遣し、測量を実施していた。

 村によると、防衛省側は今後、一連の測量と環境調査の内容を踏まえ、来年3月にも再度業者に委託し、報告書などをまとめる予定だという。

(照屋大哲)

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