任期満了に伴う新潟県の聖籠町長選は28日に投票、即日開票される。無所属新人で元町職員の水戸部吉成氏(36)と、無所属現職で再選を目指す西脇道夫氏(67)が立候補し、一騎打ちの戦いを繰り広げている。
2018年の前回選挙で、行財政改革を訴えて当選した西脇氏の町政運営への評価や、今後の財源確保などが問われる。
水戸部氏は東港工業地帯のトップセールスで財源を確保し、雇用から販売まで複数年単位で支援する農業政策や給食費補助の第2子以降への拡大、入札制度の見直しなどを訴える。
西脇氏は4年間で11億円超の自主財源を確保した行財政改革の実績や、バイオマス発電所の誘致成功などをアピール。0〜2歳児の医療費無償化や暮らし応援事業の継続などを掲げる。
投票は午前7時から午後8時まで、町内9カ所で行われる。開票は午後9時から町役場で行われ、大勢判明は午後9時半ごろの見込み。
22日現在の選挙人名簿登録者数(有権者数)は1万1352人。
◎水戸部吉成氏 無職(町民課主任、保健福祉課主任)蓮潟。高崎経済大卒。
◎西脇道夫氏 町長(副町長、総務課長、税務財政課長)大夫。国学院大卒。