田村淳、政府の原発新設の方針に「どさくに紛れてやっちゃおう感」

27日放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、原発新設へ向かう政府の方針転換に疑問を呈した。

番組では、「今週の気になるニュース」のコーナーで、政府が東日本大震災以後封印していた、原発再稼働や新設といった原発推進の方向へ転換した話題を扱った。

この件に関してコーナーゲストである神奈川新聞報道部デスクの田崎基氏は、円安や石油の高騰、ロシアによるウクライナ侵攻により、エネルギー安全保障が揺らぐなかでの決定であるということで、火事場泥棒的だと批判。淳も同様に「なんかこのどさくに紛れてやっちゃおう感がね、ありますよね」と語った。

しかし、原子力ならば安定的に電力を供給できることもあり淳は「これ怖いのは『電力なかった大変じゃないか』っていう、世論を巻き込んでっていうことじゃないですか、『とは言ったって俺たちの生活には電気が必要なんで』っていう」一定の世論の支持は得るのではとコメント。しかし、「僕は説明が必要だと思うんですけど」と安全などに関わることなので、メリットだけではなくデメリットもちゃんと説明するべきとした。

また、将来的な電力供給で注目されている再生可能エネルギーに関して淳は「再生可能エネルギーが、すぐに僕たちの電力を満たしてくれるって訳じゃないからこそ、僕はそこに投資を沢山しなきゃいけないって思うんですけど」と、もっと投資すべきだと語り、原発新設に関しては「新設は少なくとも、今あるやつをまだ動かして(電力が)足りないときに繋ぎで使うって話なら理解できるんですけど、なんか新しいの作るって始めたら、今まで世の中こうしようというのがひっくり返されて、ゼロベースでまた話されてる。これはもう一度みんなで、日本国民全員で考えなければいけないテーマだなと思います」と疑問を呈したのだった。

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