関東は午後も雨具と羽織る物あると安心 24時間以内に台風発生し30日(火)ごろ西日本に接近か

 きょう28日(日)午後は、東~北日本の日本海側では天気は回復するが、静岡県、関東甲信や北海道太平洋側では夜にかけても弱い雨が残る可能性がある。また、関東ではきのう27日(土)との気温差がかなり大きいため、午後にかけても雨具や薄手の羽織る物もあると安心だ。
 日本の南海上の熱帯低気圧が今後24時間以内に台風11号に変わる見通し。この先、30日(火)ごろにかけて西日本に近づくおそれがある。

東~北日本日本海側は次第に天気回復

 きょう28日(日)は、秋雨前線が東~北日本に停滞し、前線に向かって雨雲のもとになる湿った空気が流れ込んでいる。この影響で、東~北日本では朝から断続的に雨が降り、関東や東北を中心に激しい雨の降った所があった。
 午後は次第に前線が日本の東海上へ抜けて、変わって大陸から移動してくる高気圧に覆われる見込み。そのため、東~北日本でも午後は日本海側から次第に天気は回復しそうだ。
 ただ、静岡県、関東甲信や北海道東部太平洋側では夜にかけても雲が残り、にわか雨の可能性がある。これらの地域では、午後も念のため雨具があると安心だ。

東京都心は昼間の気温前日差が約9℃

 昼間はよく晴れる東海から西の地域では、最高気温33℃前後の予想。名古屋では34℃など猛暑日一歩手前となりそうだ。湿度は低いため、カラッとした暑さの見込み。
 一方で、昼間も日ざしが少ない関東や東北太平洋側ではきのうとの気温差が大きくなりそうだ。特に関東では前日差が10℃前後で、東京都心の昼間の最高気温は25℃と9月下旬並みの見通し。涼しい北東からの風も吹くため、寒がりな場合は昼間も長そでや薄い羽織る物があると安心だ。

24時間以内に台風11号発生の見通し

 また、日本の南海上にある熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風11号へと変わり、あさって30日(火)ごろ西日本に近づくおそれがある。その後、31日(水)には西日本付近で熱帯低気圧に変わる見通し。
 秋雨前線に向かって台風や熱帯低気圧の湿った空気が流れ込むと大雨になる可能性があり、特に31日(水)から9月1日(木)ごろは西~北日本の広い範囲で雨量が多くなるおそれがある。
 今後も最新の熱帯低気圧情報や、雨の予想に注意したい。

(気象予報士・鈴木悠)

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