マリナーズが手痛い逆転負け イチロー球団殿堂入りを勝利で祝えず

【ガーディアンズ4-3マリナーズ】@T-モバイル・パーク

マリナーズは今季ここまでリードした状態で8回を迎えた試合は51勝無敗だったが、2点リードで迎えた8回表に3番手のアンドレス・ムニョスが3失点。ガーディアンズに3対4で逆転負けを喫し、イチローの球団殿堂入りを勝利で祝うことはできなかった。ガーディアンズ先発のザック・プリーサックが3勝目(11敗)、3番手のエマニュエル・クラセが30セーブ目をマーク。ムニョスには5敗目(2勝)が記録された。

試合開始前にイチローの球団殿堂入りセレモニーが行われ、イチローからエールをもらったマリナーズの選手たちが奮起。先発のルイス・カスティーヨが6イニングを投げてガーディアンズ打線をホセ・ラミレスの26号ソロによる1点のみに抑えると、マリナーズ打線は2回裏にエウヘニオ・スアレスが24号ソロ、3回裏にイチローの愛弟子として知られるフリオ・ロドリゲスが21号ソロ、7回裏にはジェイク・ラムが3号ソロを放ち、2点のリードを奪った。

7回表は2番手のディエゴ・カスティーヨが無失点に抑えたが、8回表に登板した3番手のムニョスが大誤算。四球とヒットで無死1・2塁のピンチを招くと、ラミレスのタイムリー二塁打で1点差に迫られ、無死2・3塁からジョシュ・ネイラーのファーストゴロの間に3対3の同点に追いつかれた。さらに一死3塁からアンドレス・ヒメネスに勝ち越しの犠飛を献上。結局、3本塁打以外の走者を出せずに3対4で敗れたが、3本塁打以上を放ったチームがそれ以外の走者を出せなかったのはメジャー史上初めてのことだった。

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