倉敷工 打ち負け決勝進出ならず 全国高校軟式野球

【倉敷工―あべの翔学】6回裏、あべの翔学に3点を勝ち越され、マウンドに集まる倉敷工ナイン=明石トーカロ球場

 全国高校軟式野球選手権第4日は28日、兵庫県の明石トーカロ球場で準決勝が行われ、倉敷工(東中国・岡山)は6―13で、あべの翔学(大阪)に敗れ、初の決勝進出はならなかった。

 倉敷工は六回以降、7点を奪われ、突き放された。中京(東海・岐阜)は三浦学苑(南関東・神奈川)を2―0で退けた。

 29日の決勝で、あべの翔学は初優勝、中京は3年ぶり11度目の栄冠を懸けて激突する。

 ▽準決勝

倉敷工(東中国・岡山)

130200000|6

33000421X|13

あべの翔学(大阪)

▽三塁打 半田、沢井猛、伊藤▽二塁打 中野、荒井、寺前▽ボーク 小鷹▽捕逸 難波

 【評】倉敷工は打ち負けた。1―3の二回2死一、三塁から前田紘、半田の連続短長打で3点を挙げ逆転。2点を追う四回は敵失で追い付くなど食い下がったが、五回以降は2安打に抑えられた。投げては先発左腕の中野が二回途中5失点。右腕黒明ら2番手以降も相手打線の勢いを止められず、六回に4点を勝ち越されると、その後もリードを広げられた。

 あべの翔学は2桁14安打。相手の4失策にも乗じて着実に得点を重ねた。

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