台風第11号は、29日（月）夜のはじめ頃から30日（火）未明にかけて、小笠原諸島に最も接近する見込み。小笠原諸島では、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、うねりを伴う高波に注意・警戒が必要だ。

　台風11号は、29日（月）午前3時には小笠原近海にあって、1時間におよそ25キロの速さで西へ進んでいる。中心の気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。
　台風は29日（月）夜のはじめ頃から30日（火）未明にかけて、小笠原諸島に最も接近する見込み。

大雨・雷

　小笠原諸島では、29日（月）夜のはじめ頃から30日（火）未明にかけて、雷を伴って激しい雨の降る所がある見込み。雨雲が予想より発達した場合や、停滞した場合には警報級の大雨となる可能性がある。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒。また、30日（火）にかけて大気の不安定な状態が続くため、落雷や突風にも注意。

強風・高波

　台風の接近に伴い、小笠原諸島では29日（月）昼前から風が強まり、29日（月）夜のはじめ頃から30日（火）未明にかけては非常に強い風が吹く見込み。また、海上は、29日（月）夕方～30日（火）明け方にかけて、うねりを伴ってしける見通し。台風の発達の程度や進路によっては大しけとなり、警報級の高波となる可能性がある。うねりを伴う高波に注意・警戒。