「ひと目でわかる」で紹介した亀梨和也ご用達のめんつゆが「亀売れ」爆発

テレビや雑誌で人気芸能人が紹介した商品は反響が早い。なかでも、亀梨和也がテレビ番組で購入・紹介した商品が爆売れする現象は「亀売れ」と呼ばれている。

亀梨がひと目ナビゲーターとしてメインMCを務める「一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!(日テレ系)」で紹介された商品は、これまでも「亀売れ」してきたが、8月23日(火)に同番組で亀梨が紹介しためんつゆが品切れで発送まで数カ月かかるとSNSで話題になっている。 

亀梨が10年以上愛用、風磨も驚く「めんつゆ愛」

亀梨が常に自宅にストックしている愛用のめんつゆは、岩手県花巻市の佐々長醸造が手間暇かけて丁寧につくっている「老舗の味 つゆ」。

「出汁の香りや食べ終わった後の余韻が他のめんつゆと違う」「元気がないときも、このめんつゆで作ったご飯を食べると癒される、すごく幸せになる」「頑張って稼ぐのはめんつゆのためも一部ある」などの言葉に、スタジオのチョコレートプラネットの長田庄平が「ジャニーズタレントでこんなにゴリゴリに推すの珍しいね」と驚くほど。紙の包装紙を脱がせて(亀梨流の表現)、紐をほどいて開ける瞬間がたまらないという。

佐々長醸造は、岩手県を代表する醤油・味噌の醸造所で、明治39年創業の老舗。めんつゆをつくり始めたのは40年前だそう。硬度が高くまろやかな水と木樽で約1年間発酵・熟成させた生醤油、贅沢に使用した鰹節がおいしさのヒミツ。厳選した原材料だけでつくられている逸品だ。 

亀梨は佐々木社長に「本当にいつもお世話になっている」「大好き」「いろいろな人に勧めている」など、素直な思いを伝えた。また醸造所を見学し説明を聞きながらも感動したりワクワクしているのが分かり、スタジオゲストの菊池風磨も「愛がすごい」と驚きを隠せない様子だった。

つらいときに癒されためんつゆで感謝の料理

見学後、亀梨は佐々木社長に感謝を伝えたいと、いつもめんつゆを使ってつくっている料理、揚げ出し豆腐と豚しゃぶの2品をつくり、ふるまった。

そして、亀梨が「10年以上前から、いろいろなことがうまくいかないときも、家に帰ってめんつゆと一緒に過ごし、支えていただいた。造り手の努力とこだわりを肌で感じて、あらためて大事にいただきたいと思った」と頭を下げると、佐々木社長も「これまでやってきたことは間違いじゃなかったと自信にもなり、これからも一人でも多くの方々に喜んでもらえる商品づくりを頑張りたい」と目を潤ませた。

約束の時間前に店頭で待つ佐々木社長、「お待たせしてはいけない」と駆け寄り礼儀正しく挨拶をし、料理をする前に嫌いなものはないかと尋ねる亀梨の相手を思いやる気持ち、そして謙虚な社長の人柄なども番組から伝わった。 

亀梨のプレゼン力と人間力?!驚くほどの反響

 その日の「ひと目でわかる」は日本のトレンド2位に。放送中から佐々長醸造の公式ホームページにアクセスができなくなり、注文が大変殺到。製造可能な範囲を大きく上回り、商品の手配の見通しが立たず、当面の間、ホームページや電話で「老舗の味 つゆ」と関連するギフト商品の受付を中止することが発表された。

SNSでは、岩手県のスーパーや小売店をはじめ、全国各地のアンテナショップ、取扱店で「完売、欠品中」のお知らせがアップされ、楽天市場総合ランキングの上位を独占。番組の告知を見た段階で「老舗の味 つゆ」の取材を予想した亀梨ファンは放送前に既に入手して、次々と揚げ出し豆腐などのめんつゆ料理の写真をSNSにアップ。放送後に申し込んだ方のツイートでは、発送まで最長6カ月とか。しばらく時間がかかりそうだ。

「老舗の味 めんつゆ」はなぜこんなに売れたのか。商品や作り手のこだわりと魅力はもちろん、普段からお世辞や調子のいい軽口を言わない亀梨が、心から楽しそうに取材し、ウソのない自分の言葉で商品の魅力を伝えたことで、亀梨ファンばかりでなく、多くの人が「味わってみたい」と思ったからだろう。

「亀梨くんのプレゼン効果は絶大」「亀梨くんがこれだけ熱心に絶賛したら、全国の店頭から消えるのは当たり前」「こんなに注目されて岩手県民としてもうれしい」「売切れて亀梨くんの分がなくなったらどうしよう」といった声もあった。

「一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!」は、次回の9月6日(火)が最終回と発表された。「伝統の技とか職人さんにスポットを当てて、地域の活性化、経済効果もある超優良番組なのになぜ」「家族みんなで見られる番組で楽しみにしていたのにショック」「ネタが新鮮で番組づくりが大変だったのかな」「営業トークにも使えて勉強になる番組だったのに残念過ぎる」と言った声が多く見られた。丁寧につくられた良質な番組だけに、また特番やスペシャルで再会できることを期待したい。

〈ライター/ 佐藤ジェニー〉

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