お台場パレットタウン、閉館前に大盛況 別れを惜しむ客で行列も…

東京・お台場の人気レジャースポット「パレットタウン」が8月31日に全ての営業を終えます。終了まで残りわずかとなる中、大観覧車やチームラボなどの施設には別れを惜しむ多くの人が訪れています。

お台場エリアのシンボルとして街を彩ってきた大観覧車は、営業終了を前に別れを惜しむ多くの人で行列ができています。訪れた人からは「これを見たらお台場だと分かる目印になっていたと思うのでもったいない」「お台場の中継やテレビでも大概映っていたので、それがなくなるのは寂しい」などといった声も聞かれました。

観覧車はランドマークとしてだけでなくお台場・青海エリアを一望できる景色も魅力の一つで、1999年の開業から23年間で延べ2100万人以上が利用してきました。16年ぶりに乗りに来たという夫婦は「出会って付き合う前に初めてデートした場所がお台場。その時に乗ったのが観覧車だったので、子どもを連れて最後に乗りに来た」「思い出の場所なので楽しかった。なくなると思っていなかった。なくなってしまうのは残念」などと話していました。

そして観覧車とともに閉館する人気施設もあります。カラフルで近未来的なデジタルアートが展示され、まるで異世界に飛び込んだかのような体験ができる人気ミュージアムの「チームラボボーダレス」も8月末に閉館します。入場チケットは完全予約制で、最後の土日となる8月27日・28日はほとんどの時間帯で完売していて、29日から31日までの平日も残りわずかとなっています。チームラボボーダレスは今後「虎ノ門・麻布台プロジェクト」へと移転することが発表されていて、お台場のミュージアムを体験できるのもあとわずかです。

23年にわたってお台場の街を盛り上げてきた「パレットタウン」は8月31日に閉館します。

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