【J1横浜F・マリノス】レオセアラが残留宣言 移籍報道を否定

取材に応じる横浜Mのレオセアラ(左)=横浜市内

 今月下旬に一部メディアで中東のクラブへの移籍が報じられたJ1横浜MのFWレオセアラ(27)が29日、練習後の取材に応じ「僕の家族は日本の生活が好きだし、残りのシーズンをこの仲間と戦わない決断はできなかった。このチームで優勝したい気持ちが大きい」と残留を宣言した。

 加入2年目のレオセアラは今季リーグ戦21試合に出場し、J1トップタイの10得点をマーク。サウジアラビアのメディアが同国のクラブへの移籍が合意間近と報じたが、「エージェント(代理人)から話をもらった時にすぐに『行かない』と答えた。家族との生活が大事。このチームで最後まで戦いたい」と決断の理由を説明した。

 横浜Mは18日に、アジア・チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦で敗退。今季残されたタイトルは首位に立つリーグ戦のみとなった。レオセアラは「悔しがっている時間はない。しっかり切り替えてリーグに集中し、このチームで必ず優勝したい」と表情を引き締めた。

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