京浜急行電鉄(横浜市西区)と大林組(東京都)などは29日、横浜・みなとみらい21地区の53街区開発事業について、名称を「横浜シンフォステージ」に決定したと発表した。複合オフィスビル2棟を建設中で、2024年3月末の完成を予定している。
名称には、53街区を通して「ヒト・モノ・コトが調和・共鳴(シンフォニー)し、全ての来街者にとって新たな価値を創出し、発信する舞台(ステージ)を提供する」との思いが込められているという。
開発主体は、両社と日鉄興和不動産(東京都)、ヤマハ(浜松市)、大林組が出資する特別目的会社の計5社。延べ面積18万平方メートル超の大規模開発プロジェクトを進めている。
2棟は「ウエストタワー」(地上30階、地下1階)と、「イーストタワー」(地上16階、地下1階)で構成。オフィスのほか、上層部には「京急EXホテル」、低層部には飲食や物販などの店舗、ヤマハのブランド発信拠点が入る。
敷地内には、各種イベントや屋外ワークスペース利用ができる広場を設け、にぎわいの創出を目指す。
同事業では、横浜市が推進する公民連携での脱炭素モデル構築の取り組みに参画。省エネに配慮してエネルギー消費を大幅に減らす「ZEB Ready(ゼブレディ)」認証を取得した。