接客に腹立て 焼き鳥店ののれん燃やす 容疑の男逮捕

横須賀署

 横須賀署は29日、現住建造物等放火未遂の疑いで、横須賀市金谷2丁目、会社員の男(53)を逮捕した。

 逮捕容疑は6月6日午後2時20分ごろ、同市若松町1丁目の焼き鳥店ののれんに火を付け、木造2階建ての店舗に燃え移らせて焼損させようとした、としている。調べに対し、「ライターでのれんに火を付けたのは間違いないが、従業員や客に危害を加えたり、建物を焼損させたりするつもりはなかった」と容疑を一部否認しているという。

 署によると、男は客として来店し、従業員から感染対策のため間隔を空けて座るように求められたが、次に来た客には従業員が求めなかったことから、「なぜ何も言わないのか」と怒り出したという。店を出たところで火を付け、従業員が消火した。

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