新潟県文化祭2022の開幕イベントが28日、上越市新光町1の上越文化会館で開かれた。上越など県内にゆかりのある出演者が登場し、県の文化を広める祭典の幕開けを告げた。
同祭は県民一人一人が主役となり、創造・発信する新潟県の文化の祭典。今年は「With the LIFE~かけがえのないもの」をテーマに、上中下越各会場での「にいがたLIVE!」や子ども文化芸術体験ステージ、文化芸術に携わる人たちの発表を公開するユーチューブチャンネル「新潟ステージチャンネル」などを行う。
開幕ステージで花角英世知事は「県の文化の祭典。文化活動を活性化して文化の宝物を見つけたい。多彩なステージをお楽しみに」とあいさつ。オープニングは越後上越上杉おもてなし武将隊が華麗で力強い演武を披露した。
続いて三和区の岡田郷土芸能保存会が岡田の春駒を披露。大阪出身で東京から上越に移住したシンガー・ソングライター、小川エリさんが上越の良いところを歌詞に詰め込んだ「きないや上越」などを弾き語りした。他にも子ども時代を新潟市で過ごした世界的アコーディオニストのcobaさん、新潟市出身のアニメシンガー、石田燿子さんらが出演した。
開幕ステージは新潟ステージチャンネルで生配信された。また、会場の上越文化会館では県アール・ブリュット・サポート・センターの作品や県の伝統工芸品などの展示が行われた。
にいがたLIVEの上越会場は9月11日、糸魚川市民会館で開かれ、東京パラリンピック開会式で国歌を独唱した佐藤ひらりさんや地元の石塚友和さん、小竹勇生山さん社中、吟遊詩人、Sahnyaさんらが出演する。また、同18日の中越会場にストヤーノフ慕井湖さん&山岸洸貴さん、牧田由起さん&池田延弘さんが出演する。