手遅れ…「還付」のはずが「振り込み」、ATMから犯人に電話した男性被害 明細書を見て詐欺に気付く

還付金詐欺、244万円被害=ふじみ野市

 埼玉県警東入間署は28日、ふじみ野市の無職男性(86)が還付金詐欺で現金約244万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、27日午後3時50分ごろから数回、男性方に市役所職員を名乗る男から「3年間の累積医療金があります」「ATMに着いたら電話ください」などと電話があった。信じた男性は約1時間半後、同市内の金融機関に設置されたATMで、金融機関職員を名乗る男の指示通りにATMを操作し、3回に分けて指定口座に合計約244万円を振り込んだ。振り込み後に明細書を見て被害に気付き、28日に同署に届け出た。

© 株式会社埼玉新聞社