新幹線「かもめ」や沿線5市が切手に 日本郵便九州支社 1日から販売

新幹線「かもめ」や沿線自治体をテーマにしたフレーム切手(日本郵便九州支社提供)

 9月23日に西九州新幹線が開業するのを前に、日本郵便九州支社(熊本市)は9月1日から、新幹線かもめや沿線5市をテーマにしたオリジナルフレーム切手6種類の販売を始める。
 新幹線駅が立地する長崎、諫早、大村、嬉野、武雄各市に加え、歴代8種類の「かもめ」車両をテーマにした6種類。各新幹線駅が大きく配置されたデザインで、切手にはそれぞれの自治体の名所や祭りなどの写真があしらわれている。
 8月29日には各自治体の首長らに贈呈。大村市版では大村公園の板敷櫓(いたじきやぐら)やハナショウブ、大村ボート、ガラスの砂浜のほか、新幹線車両のメンテナンス全般を担う大村車両基地などがデザインに採用されている。
 佐世保宮田郵便局の木寺浩三局長から贈呈を受けた園田裕史市長は「5市と協力してきた素晴らしい取り組み。観光に活用したいと考えている大村車両基地の写真も多く使われていてありがたい」と話した。
 諫早市版では、フルーツバス停、満開のコスモスが広がる白木峰高原、国指定重要文化財の眼鏡橋といった諫早の名所のほか、のんのこ諫早まつりなど地域を代表するイベントをデザインに取り入れた。
 大久保潔重市長に贈呈した同社県南部地区連絡会の眞﨑博光地区副統括局長は「諫早の良さや思い出を(手紙を受け取る人に)届けることができる。諫早を知らない人への観光アピールになれば」と話した。
 1シート1400円(84円切手10枚)。「かもめ」テーマのシートは1500円。一部を除く県内と佐賀県内の郵便局で販売し、9月5日からは郵便局のネットショップでも取り扱う。


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