小池都知事、インドネシア・マレーシアへ海外出張に出発

東京都の小池知事は8月29日夕方、海外出張のため、インドネシアに向けて出発しました。新型コロナウイルス感染症が流行してからでは、2022年5月の中東以来2度目の海外出張です。

小池知事は今回の出張でインドネシアとマレーシアを訪問します。出発を前に小池知事は記者団に対し「気候変動などの影響を受け、アジア各国で災害が多発している。コロナの体制などについても見ていきたい。良い国際的な連携ができれば」と語りました。

インドネシアの首都・ジャカルタで小池知事は世界主要の都市の首長が集まる会議に出席し、気候変動対策などについて話し合います。続いて訪問する予定のマレーシアの首都・クアラルンプールでは、近年、洪水が頻発していることを受け、現地の自治体の市長らと洪水対策について意見交換し、技術協力の合意書を締結する見通しです。

<小池知事、海外出張の日程 留守中の危機管理は?>

29日に出発した小池知事は、30日にはインドネシアの首都・ジャカルタで国際会議に出席し、アメリカ・ロサンゼルスをはじめとする世界主要都市の首長らと気候変動対策などについて話し合います。その後、31日にはマレーシアの首都・クアラルンプールに移動し、9月1日は「SMARTトンネル」という貯水池としても活躍するトンネルを視察する予定です。クアラルンプールの降水量は東京都のおよそ2倍で洪水も発生することから、これまでもクアラルンプールと東京都の情報交換が行われていて、今回は小池知事が日本に前例のない対策であるSMARTトンネルを視察します。

新型コロナ対策の抜本的な見直しなどが行われるなどさまざまな課題が山積する中、知事が1週間にわたって東京を離れることになります。東京都によりますと、小池知事が9月3日に帰国するまでの間、知事は常に連絡が取れる場所にいるということで、緊急時には知事の指示を受けて担当の副知事が対応するということです。

© TOKYO MX