OpenStreetら、埼京線沿線にマルチモビリティステーション設置

OpenStreet株式会社(以下、OpenStreet)ら4者は、さいたま市内のJR埼京線沿線に、電動アシスト自転車、スクーター、超小型EVの貸出返却拠点となるマルチモビリティステーションを、新たに設置した。8月24日付のプレスリリースで明かした。

同取り組みは、OpenStreet、ENEOSホールディングス株式会社(以下、ENEOS HD)、さいたま市、ならびに東日本旅客鉄道株式会社大宮支社(以下、JR東日本)の4者で実施する。

OpenStreet、ENEOS HD、およびさいたま市は、2020年7月に国土交通省のスマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトに選定された。そして、「さいたま市スマートシティ推進事業」の大宮・さいたま新都心プロジェクトを進めている。その取り組みの一つとして2021年3月23日から、大宮駅とさいたま新都心駅の周辺エリアにおいて、シェア型マルチモビリティの実証実験を実施している。今回の取り組みも、「さいたま市スマートシティ推進事業」の一つとして実施するものだ。

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マルチモビリティステーションとは、複数のシェアモビリティが借りられる場所だ。専用のステーションであれば、どこでも返却できる。これにより、さいたま市内のシェアサイクルステーションが377カ所、スクーターステーションが21カ所、超小型EVステーションが17カ所となる。

設置する場所は、サポートセンター横空地、まほら公園前、中浦和駅前、中浦和駅北入口バス停前、高沼駐輪センター前、中浦和駅付近高架下の6カ所だ。自転車は8月12日から、スクーターと超小型EVは9月上旬から取り扱う。

なお、4者は、JR東日本が提供する鉄道輸送サービスと、OpenStreetとENEOS HDが展開するシェアモビリティサービスが連携をすることにより、さいたま市内に位置する埼京線沿線における公共交通等の利便性向上、エリアの回遊性向上、市民の健康促進につなげると述べている。

(出典:OpenStreet Webサイトより)

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