大東島地方 記録的な暴風となるおそれあり

31日(水)は、非常に強い台風11号が発達しながら日本の南を西よりに進みます。また、日本海の前線を伴った低気圧が津軽海峡付近に進む見込みです。
この低気圧や前線に向かって、台風11号からの暖かく湿った空気が流れ込む影響で、北~西日本では雲が広がりやすく、所々で雨が降るでしょう。雷を伴い激しく降る所もある見込みです。特に北海道~東北北部では大雨となる所もあるため、土砂災害などに注意、警戒してください。
また、台風が接近する南西諸島は雨や風が強まり大荒れの天気となる見込みです。特に、大東島地方では記録的な暴風となるおそれがあり、海上は猛烈にしけるため、暴風やうねりを伴った高波に厳重な警戒が必要です。
なお、フィリピンの東の熱帯低気圧は、24時間以内に新たな台風となる見込みで、今後の台風11号の動きに影響を与える事になりそうです。

気象予報士・吉田 信雄

画像について:31日午前9時の予想天気図。

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