藤井五冠の勝負メシは?開催迫る将棋「王位戦」“決戦の地”牧之原のおもてなし

来週、静岡県牧之原市で注目の対局があります。藤井聡太五冠が3連覇に王手をかけている将棋の王位戦第5局です。毎回注目が集まる「勝負メシ」の候補も決まり、街は盛りあがりを見せています。

<牧之原市社会教育課 長谷川倫和さん>

「こちらが牧之原市の王位戦のポスターです。もともと牧之原市の対局は第6局でしたが、第5局になりましたので急いで作り直しています」

藤井聡太五冠に豊島将之九段が挑む第63期王位戦。第4局を終えて、藤井五冠が3勝と3連覇に王手をかけています。豊島九段の新型コロナ感染により、第4局が延期になったことで、牧之原市の平田寺が第5局の会場に繰り上がり、対局が決定しました。

注目の一戦が迫り、街の機運も高まっています。

<篠原大和記者>

「王位戦を前に全国から子どもの将棋ファンが集まりました」

8月28日、牧之原市で開かれた子ども将棋大会です。王位戦をきっかけに牧之原を将棋のまちとして盛り上げていこうと開かれたもので、地元を中心に全国から集まった将棋ファンの小中学生が熱戦を繰り広げました。

<牧之原市からの参加者>

「(タイトル戦が)地元で行われるのは少ない機会なのでとてもうれしい」

「地元が将棋のまちという感じになったらうれしい」

藤井五冠といえば気になるのが「勝負メシ」。牧之原市はどのようにおもてなしをするのでしょうか。

<牧之原市 杉本基久雄市長>

「勝負メシはランチ部門に12点、スイーツ部門に8点あがりましたので、藤井さんと豊島さんにお見せしてその中から選んでいただく」

牧之原市では商工会とともに「勝負メシプロジェクト」を始動。棋士の昼食とおやつの候補として、市内の飲食店に地元産の食材を使った新メニューの開発を呼びかけました。市内18の飲食店が腕をふるった20品が集まりました。

<牧之原市 杉本基久雄市長>

「最高のおもてなしをしてお迎えをしたい。これをひとつのきっかけとして将棋のまち牧之原をもっともっと広めていきたい」

勝負の行方とともに「勝負メシ」も気になる王位戦・第5局は9月5日から6日にかけて行われます。

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