地震、豪雨の被災地に思い寄せ くまもと復興国際音楽祭始まる 県内各地で公演へ

オーケストラや合唱団が出演し演奏を披露したくまもと復興国際音楽祭オープニングコンサート=30日夜、熊本市中央区の県立劇場(小野宏明)

 「第2回くまもと復興国際音楽祭」が30日、熊本市中央区の県立劇場での公演を皮切りに幕を開けた。10月1日まで熊本県内各地で演奏が披露される。県、熊本市、県文化協会、NPO法人オーケストラ創造、RKK、熊日でつくる実行委主催。

 オープニングコンサート「輝け 響け くまもとの未来へ」は、平成音楽大の出田敬三学長のプロデュース。「吹奏楽のための交響的行進曲『くまもと』」で開幕し、ピアニスト国府弘子さんがソリストを務めた「ラプソディー・イン・ブルー」には会場から大きな拍手が送られた。同大生や熊本交響楽団、陸上自衛隊西部方面音楽隊、県内の合唱団が出演。クラシックからゲーム音楽まで全10曲を聴かせた。

 9月9~11日の3公演には熊本にルーツを持つ巨匠ケント・ナガノさんがタクトを振る。音楽総監督を務める独ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団員と来熊。出演予定だった昨年の第1回は、新型コロナの影響で来日を断念していた。

 熊本豪雨や熊本地震の被災地でも9月29~10月1日、バイオリニストでN響コンサートマスター篠崎史紀さんとピアニストの入江一雄さんによるコンサートを予定している。(豊田宏美)

 その他の日程は次の通り。▽ケント・ナガノ指揮九州交響楽団演奏会(ハンブルク・フィルのメンバー参加) 9日午後7時、県立劇場▽ケント・ナガノ監修ハンブルク・フィル・メンバーと山鹿少年少女合唱団が贈るスペシャルコンサート 10日午後2時、山鹿市の八千代座▽シェーンベルク「月に憑[つ]かれたピエロ」と新作能「月乃卯」 11日午後2時、八千代座。実行委☎096(328)5525。

くまもと復興国際音楽祭のオープニングコンサートで「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏するジャズピアニストの国府弘子さん。指揮は出田敬三さん=30日夜、熊本市中央区の県立劇場(小野宏明)

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