病床逼迫、地域医療の危機 関係者 常に緊張状態

コロナに感染した高齢男性の対応に当たった県内の訪問看護ステーション

 新型コロナウイルス感染者が県内で急増し、感染者の受け入れ病床が不足する中、県は今月、病床確保計画を初めて「緊急フェーズ」に引き上げた。病床逼迫(ひっぱく)の影響は地域医療全体に及んでおり、重症化リスクの高い高齢者の入院が困難になり、救急患者の受け入れに支障が出るなど深刻な事態に陥っている。

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