長崎と佐賀、食の魅力“発信” 新観光列車「ふたつ星4047」 スイーツなど車内販売

左から 「ふたつ星4047」で販売する「長崎スフレ」、 雲仙市の専門店が作るアイスソルベ、「伊木力みかんゼリー」と「伊木力柑橘ジュース」(いずれもイメージ、JR九州提供)

 JR九州は、9月23日の西九州新幹線開業に合わせて、武雄温泉-長崎で運行を始める新たな観光列車「ふたつ星4047」で車内販売する弁当やスイーツ、ドリンクなどを発表した。長崎県からはスフレや「伊木力みかん」のゼリーなど、佐賀県からは佐賀牛の弁当やうれしの茶などが採用され、車窓から眺める海の景色とともに、地域の食の魅力も発信する。
 販売カウンターのある2号車の「ラウンジ40」で取り扱う。「長崎スフレ」は洋菓子店ママン・ガトー(長崎市)の熱々スフレをアレンジして提供(午後便のみで数量限定。ウェブサイトでの事前予約が必要)。カラフルなアイスソルベは雲仙市の専門店アール・サンク・ファミーユの商品で、「ふたつ星」オリジナルのフレーバーもある。あじさい菓房(諫早市)の「伊木力みかんゼリー」も並ぶ。
 ドリンクは平長農園(諫早市)の「伊木力柑橘(かんきつ)ジュース」や、福田酒造(平戸市)の麦焼酎「一心不乱」など。つまみに「からすみ」を用意した。ほかに、そのぎ抹茶あんなどを使った手作り最中のセット「くじら最中」がある。
 「ふたつ星」は金-月曜や祝日を中心に運行する。全席指定で運行日の1カ月前から駅のみどりの窓口やインターネットなどで発売。運行初日の9月23日分は発売開始から4分ほどで完売した。車内販売商品の事前予約や運行日などの情報は専用ウェブサイトに掲載している。


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