長崎市戸石地区で「戸石ゆうこうシマアジ」を養殖する昌陽水産と「戸石ゆうこう真鯛(まだい)」を養殖する雄昇水産が9月1日、同市滑石3丁目の滑石市場内に直売店「昌賢(まっけん)鮮魚」をオープンする。
同市特産のかんきつ類「ゆうこう」を餌に混ぜて育てたシマアジ、マダイのほか、2社が養殖する「ゆうこうサバ」の刺し身や、すしを提供。サバは虫が付きにくいため生食可能で、臭みもなく人気という。橘湾で水揚げされた鮮魚、総菜も販売する。
昌陽水産の長野陽司社長(36)と雄昇水産の西元崇博社長(36)が手塩にかけて育てた魚を自ら売りたいと考えていたところ、滑石市場の鮮魚店が閉店することとなり、声がかかった。養殖業者の鮮魚店は少なく、開店を決意。店名は2社の社長の父親から1文字ずつ取った。
店長は西武で投手を務めた元プロ野球選手、松永浩典さん(39)=同市出身=。知人の紹介で4月に雄昇水産に入社し、4カ月間、養殖の現場で経験を積んだ。松永店長は「周りの店舗の人も優しく、雰囲気が良い。お客さんと一緒に店を作っていきたい」と意気込む。
開店初日はゆうこうシリーズの刺し身が楽しめる「3種盛り」や特別メニューを特別価格で提供する。営業時間は午前10時~午後5時。日曜定休。問い合わせは昌賢鮮魚(電095.894.7479)。
戸石ゆうこうシマアジ・マダイ直売店 1日オープン 店長は元プロ野球選手
- Published
- 2022/08/31 12:20 (JST)
- Updated
- 2022/09/01 12:42 (JST)
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