多文化が共生し、和食から洋食、中華、韓国、エスニックとグルメに事欠かない街、新宿。再開発も目覚ましく、老舗からニューフェイスまで多彩な美味そろい、食べ歩きにもぴったりのエリアです。このシリーズでは間違いのないランチスポットをピックアップ。今回は新宿駅から徒歩6分、週替わりの海鮮丼セットが大人気の「板前心 菊うら」をご紹介！
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西新宿きっての人気割烹
新宿駅西口から徒歩6分ほど、小瀧橋通りから少し入った路地裏にある「板前心 菊うら」。2002年にこの地に誕生して以来、グルメな人びとの注目を集める割烹です。ランチタイムになれば西新宿で働くビジネスパーソンたちで賑わい、行列ができることもしばしば。
店内に入ってまず目に飛び込んでくるのは、清々しく整えられたオープンキッチン。板前さんのきびきびと立ち働く姿や、ライブ感ある調理風景を間近で堪能できるカウンターは極上の特等席といえるでしょう。
提供するのは山海の旬の恵みをふんだんに盛り込んだ正統派日本料理。伝統を守りつつも、自由な発想も積極的に取り入れていて、中華食材やスパイスを使うことも。足し算の食材使いもこだわりの一つです。
海鮮丼と麺類の2種類が味わえて1,150円！
ランチのダントツ人気は来店客の7割がオーダーするという「今週の丼セット」（1,150円）。週替わりで味付けが変わる海鮮丼と麺類に小鉢、お漬物が付きます。筆者が訪れた8月中旬は、「カレー風味 帆立と夏野菜の海鮮丼」と「トマトと納豆のせ冷ラーメン」。ボリューム満点で、色彩も華やか！ この景色だけで思わずテンションが上がること間違いなし。
海鮮丼のメンバーはしょう油や酒に軽く漬けたマグロ赤身、鯛、ヒラマサ。その上にカレー粉を和えたとうもろこしとズッキーニ、帆立が鎮座するという、唯一無二のインパクトを放ちます。
食感、味ともにその魚にベストな形でカットされた具材は、一粒一粒が滋味あふれるおいしさ。海鮮丼とスパイスという新鮮な融合に、舌も心も射抜かれました。
冷ラーメンは、街のラーメン店のそれとは別もので、和の出汁の風味がしっかり感じられます。納豆のネバネバがつなぎ役となって、麺や角切りトマト、スープが三位一体に。大葉のすっきりした清涼感もいい仕事しています。中華素材が主役ながら、和の端正さも巧みに取り入れられた至高の逸品でした。
「常連さんが飽きることないように、丼も麺もバリエーションにこだわっています」と話すのは料理長の渡邊一敏さん。海鮮丼はナムルやねぎとろユッケをトッピングしたもの、麺類はゴーヤチャンプルーうどんやアジフライ蕎麦など、変化球あるメニューも頻案に登場するのだとか。
©️板前心 菊うら
ランチは海鮮丼セットのほかに、天ぷらやお刺身を主役とした「板前心御膳」（1,900円）や国産和牛を使った「牛ロースステーキ膳」（1,900円）を用意。さらには一品ずつ提供されるコース（4,400円、6,600円）もありますよ。ディナーコースは7,000円〜と、気軽に日本料理に親しめる料金設定も特筆すべきところ。
新宿で愛されて20年以上。洗練された和空間で、名割烹ならではのたしかな美味を堪能してみてはいかがでしょうか？
板前心 菊うら
住所 東京都新宿区西新宿7-16-3 第18フジビル1F電話番号
TEL 03-5389-5581
営業時間 11:30～13:00LO 17:30～21:00LO
定休日 日曜日、祝日
※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。
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