旧ソ連・ゴルバチョフ元大統領死去 岸田総理「リーダーとして大きな功績残された」

旧ソビエト連邦最後の最高指導者、ゴルバチョフ元大統領(91)が30日、亡くなりました。広島市を3度訪れていました。

ロシアメディアによりますと、ゴルバチョフ氏はモスクワ市内の病院に入院していて、30日に死去しました。

ゴルバチョフ氏は、1985年旧ソビエトの書記長に就任し、ペレストロイカと呼ばれた政治・経済改革を行いました。

アメリカとの軍縮協議も進め、東西冷戦を終結に導き、1990年にノーベル平和賞を受賞しています。

大統領退任後の1992年には広島市を訪れ、原爆慰霊碑に献花したほか原爆資料館を見学しました。

2000年には環境保護団体の会長として、広島国際会議場で開かれた会議に出席するなど、これまでに3度広島を訪問していました。

ゴルバチョフ氏の死去を受け岸田総理大臣は「核廃絶に賛同する世界のリーダーとして大きな功績を残されていると承知をしています。改めてゴルバチョフ氏のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表したいと思います。」とコメントしました。

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