地元商店街の魅力を伝えようと、川崎市内に住む高校生2人が、東田商店街(同市川崎区)を紹介する地図作りを進めている。店に取材し、周辺約40店や看板の写真をコルクボードに掲示し、店の商品も紹介する。来月から商店街のギャラリーで公開し、街中や店内に掲示する。2人は「地図を見て、知らない店や見どころを発見してほしい」と話している。
地図を仕上げたのは鵠沼高校3年の坪井慶斗(けいと)さん(18)、市立幸高校3年の林田直子さん(17)。2人は地元の友人で、今年の春に川崎市東田商店街商業協同組合から依頼があり、取材を始めた。
店舗が入れ替わった場合も次の店を掲載できるよう、紙ではなくコルクボード(縦60センチ、横幅40センチ)を使い、店の紹介文と写真を画びょうで留めた。
東田商店街は市役所第3庁舎横に位置し、夜は飲食店に集まる人でにぎわう。通りには船の模型を多数扱う模型店、ダイビングショップ、プロレスファンに人気の焼き肉店など個性的な店が集まる。取材を進める中で2人は、通りから目立たない2階や3階部分にユニークな店が多数あることを知り、「日本一個性的な商店街!」とキャッチコピーを付けた。
6店については文章でも紹介した。経営者にお薦めの商品を持ってもらい、写真を載せた店もある。イベント情報の掲載も予定し、取材と撮影を進め、今月末の完成を目指す。