8年連続で最優秀賞!愛される新聞づくりで学校を盛り上げる 大分豊府高校新聞部

部活動の大会結果や学校行事、入学、卒業、生徒会活動など多彩な内容が盛り込まれている「大分豊府新聞」。毎月2〜3回発行されており、校内のみならず、時には民間企業や県の行事などにも取材に行く。

「結果や報告だけを伝えるのではなく、その経緯や背景も伝えるように心掛けている」と話すのは、部長を務める藤浪茜(2年)。現在部員は9人で、撮影や取材、記事構成までを生徒主体で行っている。その活動は目覚ましく、「大分県学校新聞コンクール」では8年連続で最優秀賞を受賞。全国高校総合文化祭(全総文)へ出場し、優良賞を受賞した。

撮影や取材、記事構成までを部員主体で行う

全総文では表彰だけでなく、全国から集まった新聞部の生徒たちとグループを組み、新聞を作ったという。「東京の有名な施設などに行けるだけでも光栄なこと。取材して、その裏側を知れて貴重な経験となったし、他校との交流も刺激になった」(藤浪)。

活動はほぼ毎日2時間。企画について意見を出し合うことはもちろん、新聞のレイアウトや見出しなども工夫し、より分かりやすく読みやすい新聞づくりを心掛けている。顧問の西裕一郎教諭は、「企画の提案や取材方法を考えながら、自分たちが一番大事だと感じることをより効果的に伝え表現することが大切」と話す。新聞部の活動には興味があることを調べていく探究心など、今の学校教育に求められている要素が多くある。また「新聞部の活動を通して、生徒たちが元気になり学校を好きになってほしい。たくさんの人に愛され必要とされる新聞を作ってほしい」と西教諭。これからも新たな表現力や技術を磨きながら、多くの人を笑顔にする紙面を作り続ける。

県大会で8年連続最優秀賞を受賞し、全国高校総合文化祭に出場した

(塩月なつみ)

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